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 国が違えば、文化や習慣が異なるのは当たり前。買い物ひとつとっても、さまざまな違いに驚き、戸惑うことがあります。中国で買い物するにあたって、心構えておきたいことや、あらかじめ知っておきたいことを挙げてみました。

【サービス】
 「店員さんに愛想がない」、「お釣りを投げて渡された」、「在庫を聞いたら、探すこともなく『ない』と言われた」、「商品の傷を指摘したら、『使うのに影響はない』と言われた」等など、中国にいると、残念ながらこういうクレームをよく聞く。「かゆい所まで手が届くサービス」を受けることに慣れている日本人には、誰もが味わう苦い経験。「サービス」そのものに対する日本と中国の考え方が、そもそも違うのが原因。企業がすべて国営だった時代、会社が一日にどんなにたくさん売り上げても皆が平等、個人の収入は変わらなかった。商売する側に競争意欲がわくはずがなかった。しかし、最近は中国系のお店でも、「お客様は神様です」という標語を掲げているところがあり、売上成績やお客様の意見などから、定期的に優秀社員を選び、表彰するという「褒章制度」を取り入れている企業もある。店内に「今月の優秀社員」として、顔写真と名前を貼り出す店も多く、それを励みにして、少しずつではあるが、販売側も消費者もサービスに対する意識が変わりつつある。

【手荷物一時預かり】
 店によっては、大きな鞄や貴重品以外の手荷物を、店内に持ち込むことを禁止しているところがある。そのようなお店の入り口では、必ず店員が配置されていて、お客様の手荷物の大きさや量をチェックしており、対象者がいれば、その手荷物を預けるよう案内している。預ける手荷物がある時は、入り口に設置されている「投幣式自動存放櫃」と書かれたコインロッカーに入れるか、「存包処」と書かれた手荷物一時預かり所に預ければよい。コインロッカーは1元のところが多い。紙幣の1元札は使えないので、硬貨の1元を用意する。荷物を入れて扉を閉めると控えの小さな紙が出てくる。控えにはロッカーを開ける時に必要な暗証番号や、ロッカー番号などが書いてあるので、なくさないよう保管しておくこと。使用後1元は返却される。「存包処」に預ける場合は、係員がいて、預けた時に番号札を渡されるので、帰りにまた同じところで提示すれば、荷物が返却される。

【精算】
 スーパーの食料品売り場や、小規模のお店は、精算と同時に商品を受取ることができるが、デパートなどの大型店舗の場合、商品を扱う店員と、レジを扱う店員とに分かれているため、商品を受取るまでにその間を行き来しなければならない。具体的な流れは次のとおりです。

@売り場にいる店員に、購入したい商品を告げるか、品物を持っていく。
A売り場の店員が、3枚複写の伝票に商品名、個数、値段を記入したら、3枚とも渡されるので受取る。
B3枚の伝票を持って、「収款台」や「収銀処」と書かれたレジへ行き、代金を支払う。
C支払いが済むと、レジの店員が、伝票に支払済みのスタンプを押し、3枚のうち2枚を渡されるので受取る。
D売り場の店員の所に戻り、2枚の伝票を渡す。1枚は売り場用として引き上げられ、商品とともに残りの1枚を渡される。この1枚が「お客様用の領収書」となる。

【量り(はかり)売り】
 中国では、スーパーでも自由市場でも、野菜や果物、魚、肉、お米、お惣菜など、「量り売り」が多い。日本では、一般に「〜個」「〜切れ」「〜枚」「〜袋」という単位で売ることが多いが、中国ではほとんどが「重さ」の単位で売られる。基本は「1斤(イーチン)」といって500gのこと。この単位は是非知っておいたほうがよい。 さて、スーパーでの量り売りの買い方について、ご紹介しましょう。売り場に用意されているビニール袋をとり、ほしい分だけの量を入れる。物によって値段が違うので、1種類ごとに入れること。その後、売り場の近くの秤へ持っていくと、店員さんが量り、値札を貼ってくれるので、それを最後にレジで精算すればよい。自由市場の場合は、店員さんに買いたい物と量を告げるか、自分で持っていくと、量ってまとめてビニールに入れてくれるので、その場で精算する。



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